読書

『 超図説「21世紀の哲学」がわかる本 』

遠い昔の哲学者に思いを馳せると同時に、現在の哲学はどうなっているのだろうとふと思い、『超図解「21世紀の哲学」がわかる本』を手にとってみました。 要点を簡潔に書かれていたので、哲学の知識があまりなくてもさらさらと読める、初心者向けの入門書的…

『 無脊椎水族館 』

疲れている時、エネルギーがありあまっているわけではない時、でも、ゆる~く楽しい気持ちになりたい時、そんな時に私は、宮田珠己さんの本を開く。 今回手に取ったのは、『無脊椎水族館』。 深い海の底を感じさせる暗い水族館内で、普段ふれることのないふ…

『 16歳のデモクラシー & 光の子と闇の子 』

いつか時間ができたらやりたいと思っていたことの一つが、よく分かっていないことを自分なりに調べること。 実は私は30年以上生きていながらも、分かっていなかったり、知らないことがたくさんある。学校生活の中で、全く興味が持てずにほとんど聞いていな…

『 存在感のある人 』

図書館の中でも、海外文学の棚を眺める時間が好きだ。遠く見知らぬ国で生まれた物語が、なんらかしらの紆余曲折を経て、遠く離れた島国の片隅の図書館に並んでいると思うと、不思議な感覚に陥る。世界には、実にたくさんの物語が存在して、到底読みきること…

『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』

アジア、中東・ヨーロッパ、南アメリカ、アフリカと、世界中のいろいろな辺境を探検してきた高野さんが綴るグルメエッセイ。 食事中には読まないようにとの注意書きがあったけれど、この本を読み始めたのはミスドにてドーナツとコーヒーを傍らに置きながらで…

『 黒い時計の旅 』  

本を読んで、おもしろいなぁと思うことは多いけれど、物語の流れに引き込まれ、ページをめくる手が止まらなくなる本に出会えることは、そう多くはない。「黒い時計の旅」はまさしくそんな本だった。 ヒトラーのためにポルノグラフィーを書く作家バニングが、…

『 ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記 』

「ヒルは木から落ちてこない。」というタイトルを見て、「そうなの?」と思わずこの本を手に取った。 この本には、学校の先生をされていた樋口先生が主催される「子どもヤマビル研究会」の子どもたちが、謎に包まれているヒルの生態を調べる様子がつづられて…